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株式会社 日立超LSIシステムズ

OpenTKは、IoTの時代に向け、組込み機器用リアルタイムOS であるT-Kernel 2.0を中核にミドルウェア  ( TCP/IPプロトコルスタック ) やボード・サポート・パッケージ ( 以下、BSP )  を統合したT-Kernel 2.0オープンソース・パッケージです。またトロンフォーラムが公開するオープン ソースのリアルタイムOSであるT-Kernel 2.0に対して、最新のArmプロセッサへの移植や各種の機能拡張を行っています。

「OpenTK」の特徴

  T-Kernel 2.0をベースにに以下の機能を拡張しています

T-Kernel2.0ロゴ

メモリ保護機能
MMU ( メモリ管理ユニット ) を使用し、OSとアプリケーションのメモリ保護を実現します。
強化された割込み管理機能
多重割込み対応、独立した割込み専用スタック、OS管理外割込みに対応します。
その他、さまざまな機能拡張
システムタイマのティックレス化 (*1) 、T-Monitor不要のセルフブート、FPU属性タスク対応、デバッグ用のタスク稼働率測定機能などに対応します。
T-Kernel 2.0で動作するオープンソースのTCP/IPプロトコルスタックを提供します
「 OpenTK 」をすぐに実行できるBSPを提供します
IARシステムズ社製の統合開発環境 IAR Embedded Workbench® for Arm ( EWARM ) に対応しています
*1.
次に起動されるタイムイベント(時間待ちをしている周期ハンドラ/アラームハンドラ/タスク)に合わせてシステムタイマの起動時間を動的に変更する機能です。

TCP/IPプロトコルスタックの提供

T-Kernel 2.0で動作するオープンソースのTCP/IPプロトコルスタックを提供します。

T-Kernel 2.0 Extension

T2EX (T-Kernel 2.0 Extension) TCP/IP
トロンフォーラムから公開されているT2EXのTCP/IPネットワーク機能をもとに、ギガビット・イーサネットの高速通信にも使用できるようにチューニングしています。 (*2)
*2.
TCP/IPの使用にはEthernetドライバが別途必要となります。

BSPの提供

「OpenTK」をすぐに実行できるBSPを提供します。以下のボードに対応します。

BSP比較表
OpenTK種類 BSP対応ボード ボードメーカー 対応CPU
OpenTK for Arm Cortex-A Renesas RZ/G1E Starter Kit ルネサス エレクトロニクス RZ/G1E ( Arm Cortex- A7コア )
Solution Engine G1 日立超LSIシステムズ RZ/G1M ( Arm Cortex-A15コア )
OpenTK for Arm Cortex-R Renesas Starter Kit+ for RZ/T1 ルネサス エレクトロニクス RZ/T1 (Arm Cortex-R4コア)

BSPの構成は以下の通りです。

OpenTK BSPの概要

図:  BSPの概要

*3.
Solution Engine G1用BSPのみに付属します。

統合開発環境との連携


OpenTKは、IARシステムズ社製の統合開発環境 IAR Embedded Workbench® for Arm(EWARM)に 対応しています。 EWARMは、コンパイラ、アセンブラ、リンカ、デバッガが一つに統合された 開発環境です。

「OpenTK」のラインナップ


T-Kernel2.0及び「 OpenTK 」の比較表を以下に示します。

表:  T-Kernel2.0及び「OpenTK」の比較表  (○:対応、-:非対応)

T-Kernel2.0及びOpenTKの比較表
T-Kernel2.0
(トロンフォーラムから公開の
リファレンスコード)
OpenTK for Arm Cortex-A OpenTK for Arm Cortex-R
対応プロセッサ Arm11 Armv7-A
(Cortex-A7,A8,A9,A15)
Armv7-R
(Cortex-R4)



メモリ保護
多重割込み管理
割込み専用スタック対応
システムタイマ
ティックレス化
○ (*4)
OS管理外割込み ○ (*5)
T-Monitor不要の
セルフブート
FPU属性タスク対応
デバッグ用のタスク
稼働率測定機能
ライセンス T-License2.1
ロイヤリティ・フリー
T-License2.1
ロイヤリティ・フリー
T-License2.1
ロイヤリティ・フリー
開発環境 (コンパイラ) GCC
GCC(*6)
IAR Embedded Workbench
for Arm(*7)
IAR Embedded Workbench
for Arm
付属TCP/IP
プロトコルスタック
T-Kernel 2.0 Extention(T2EX) T2EXのTCP/IPネットワーク機能をもとに、ギガビット・イーサネットの高速通信にも使用できるようにチューニング
(Ethernetドライバが別途必要)
付属BSP なし
Renesas RZ/G1E Starter Kit用BSP
(UART、GPIOドライバ付属)
Solution Engine G1用BSP
(UART、GPIO、LCD(LVDS)、Ethernetドライバ付属)
Renesas Starter Kit+ for RZ/T1用BSP
(UART、GPIOドライバ付属)
*4
リファレンスとして、ルネサス エレクトロニクス社製RZ/G1E、RZ/G1M用のソースコードが含まれます。
*5
リファレンスとして、ルネサス エレクトロニクス社製RZ/G1E、RZ/G1M、TEXAS INSTRUMENTS社製Sitara AM3358用のソースコードが含まれます。
*6
リファレンスとして、ルネサス エレクトロニクス社製RZ/G1M、TEXAS INSTRUMENTS社製Sitara AM3358、ALTERA社製Cyclone V SX SoCのソースコードが含まれます。
*7
リファレンスとして、ルネサス エレクトロニクス社製RZ/G1Eのソースコードが含まれます。

オープンソース・パッケージに対するサポート

「 OpenTK 」ではサポート・サービスを用意しておりますので、安心してオープンソース・ソフトウェアをご利用いただけます。その他、T-Kernelの移植、機能拡張などのプロフェッショナル・サービス、デバイスドライバやアプリケーションの受託開発もお請けします。

サポート・サービス、プロフェショナル・サービスは有償です。

商標注記

  • 「OpenTK」は、トロンフォーラム(www.tron.org)のT-License 2.1 に基づきT-Kernel 2.0 ソースコードを利用しています。
  • 「OpenTK」は、トロンフォーラム(www.tron.org)のT-License 2.1 に基づきT-Kernel 2.0 Extension ソースコードを利用しています。
  • T-Kernel は、コンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品をさすものではありません。
  • 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
  • Ethernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
  • 「OpenTK」および「Solution Engine」は、株式会社日立超LSIシステムズの登録商標です。
  • その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。